まさかと思うほど入荷の遅れた390DUKEです、半年遅れでやっと入ってまいりました!
125ccの車体+375ccのエンジン。
ミドルクラスのポケット ロケットが390 DUKEです。
DLCコーティングのロッカーアーム、4バルブヘッド、ニカジルコーティングのシリンダーなど、妥協のない専用設計エンジンの重量はわずか36kg。 右手の動きに従順で、44psの最高出力と35Nmの最大トルクを発揮します。さらに高燃費と低エミッションも同時に達成しています。
もちろん、シャシー、足回りにも一切の妥協はありません。
十分な強度のフレームにしなやかな足回り、フロントブレーキはラジアルマウントの4ピストンキャリパーに300mmの大径ローターの組みあわせ。ABSブレーキシステムも標準装着し、安全性にも抜かりはありません。
必要十分なパワー、豊かなトルク、コンパクトでスリムなボディ、よく動く足回り。抑えられたシート高と自然なポジションで気負わずに扱える400ccクラスのパワー、日本の道にジャストフィットする一台です。
標準小売価格は少し値上げで¥586,000(税込)!
たとえば、ER-4n ABSが699.000円、GSR400ABSにいたっては861.000円,、前期は2気筒エンジンですので単純比較とは行きませんが、やはり買い得感ある価格です。
125&200Dukeとほぼ共通の車体ですので、大きな違いは当然ですがエンジン。
200と比較してボアXストロークとも72x49から89x60(㎜)となり外観こそ似てはいますが、クランクケースから何からほぼ新設計となっています。
125から共通サイズのフレームの中に3倍の排気量のエンジンですので、もうフレームの内側は一杯ですね!
おかげでエキパイは写真のように一部潰してあります。
最高出力は200の26HPから44HP、トルクも20Nmから35Nmにアップしてます。125との比較であれば、なんと排気量から馬力トルクまで約3倍のシャー的パワーアップです(*^_^*)
クランクケース前側のエンジンマウント位置が変わった事によりサブステーが裏側に補強もされ専用品となってます。
ここの位置が変わったので、POWER PARTSのクラッシュバーは、125&200の物は取り付けできませんので、ご注意下さい。もちろん390の専用品が出ております。
エンジンの設計変更に伴ないクラッチのレリーズシャフトの取り出し口の場所が変わっています、クラッチワイヤーの取り回しも変更となり、クラッチワイヤーも専用品です。
位置が変わって若干メンテがしやすくなりました、特記するほどの事では無いけど、併せてオイルの注入口も位置が変わっています。
オイルフィルターの位置もエンジンが大きくなったせいでキャップの位置が少し外側となりました。
アンダーカウルの形も若干変更されています。
オイルフィルターエレメント自体は125&200と共通です、ただスクリーンストレーナーがドレーンプラグの奥に有るのとは別に、390はもう1個追加になってるみたいです(たぶんです実車確認してません)。
嬉しい人も多いかと思います、フレームとホイールがオレンジ色となりました。
神は細部に宿ります、タイラップの色もオレンジでコーディネイトされてます、さすが!
390はハンドルバーエンド(ウェイト)が標準装備となりました、またグリップも微妙にデザインが変更され太さも直径が約2㎜太くなっています。
あとチェンジペダル&ブレーキペダルの取り付けネジの形状が変わってます・・・個人的には前の方が良いな。
随分と入荷遅れでご迷惑をお掛けしている390Dukeですが、遅くなった原因のひとつと思われるのが、とても厳しい日本の排気騒音規制の対策と思われます、国民の生活環境を優先とした日本が誇る法規制です・・・・・(ToT)
右の写真のような対策が施されてます・・・出口にざっと10㎝くらいのパイプが溶接されています。
そりゃ真剣に日本仕様のマフラーを一から作り直せば、立派なものになるかと思いますが、そんな事したら間違いなく車両価格に反映される事でしょう。
この程度の加工でパワーにも影響出ずに規制クリアーならOKではないでしょうか、たかがマフラー(失礼)です、コストを抑え性能を損なわず理不尽な法規制(言っちゃた)に対応したKTMに私は拍手を送りたい!(やっぱちょっとかっこ悪いけど)
タイヤはインド製からメッツラーのSportec M5 Interactになりました、サイズに変更は有りません。
当店オリジナルのステンレス シフトロッドキット for Small DUKE も390Dukeに使用できます。
POWER PARTSもクラッシュガードとマフラー以外は125&200の物が使えそうです。
ここら辺はパッケージングに、大きな変更が無いモデル特有の、iPhone的な有利な部分ですね。
まだまだ、抱えてるバックオーダーの解消には少しお時間がかかるかと思います、待った甲斐のあるバイクです、だからもうちょっと待ってね!