気がつけば、もう12月・・・カワサキの2013年ニューモデルの情報解禁日でした。
んな訳でNew Ninja250のご紹介です。
もうすでに沢山の写真が出回ってますので、大きく変更になったデザインは既にご存知の事かと思います。
先日のディーラーミーティングで現物を見ましたが、価格をほぼ変えずに良くぞここまでってくらいのナイスクオリティーです。
エンジンはクラッチカバー類のデザインが異なりますが基本的には同じエンジンです。
248ccDOHCパラレルツインのエンジンは冷却性の高いアルミダイキャスト製のオープンデッキスリーブレスメッキシリンダーとなり、硬質アルマイトコーティングを施した軽量ピストンを採用することで高い耐久性を確保しています。
冷却で言えば、ラジエターを通過した熱気をエンジン下部に逃がすファンカバーを採用し、サイドカウルに設けた開口部とともに優れた排熱効果を実現するとともに熱風が直接ライダーに当たりにくくした事により快適性を向上させています。
数字上の圧縮比は下がっていますが馬力等のスペックに変更無く最高出力23kW(31PS)/11,000rpm、最大トルク21N・m(2.1kgf・m)/8,500rpmと同クラスの中では現行車両トップの性能です。
ミッション、ギヤ比に変更は有りません
インジェクションについても前モデル同様のデュアルスロットルバルブですが、サブスロットルバルブ径を35.5㎜から大径40.2mmとすることで吸入空気量を増加させています、圧縮比を下げたのは充填効率が向上した為と思われます、もしかしたら低中速時の圧縮ロスが減っていれば実燃費の向上も期待できます。
続いて車体まわりです。
フレーム形状は前モデルをベースに大幅な形状変化は有りませんが作り直しといって良いほど手が入ってます、左右のメインチューブ素材には新たに高張力鋼を採用、またガセットプレートを追加することで、フレーム縦方向の剛性が向上しています。
車重が4㎏増えていますが、フレームの剛性UPの為の重量増しとエンジンオイル容量の増量(1.7L→2.4L)、リヤタイヤサイズの変更(130/70-17→140/70-17)の影響が大きいかと思います。
タイヤサイズの変更に合せホイールデザインも、開きの大きいY型5対の10本スポークに変わりました。
車体寸法に大きな変化は無くリヤフェンダーの処理等による全長の違いくらいです、ハンドル幅も全高も同じ数字となっています。
フレームデザインの変更に伴い、キャスターが1度寝かされ(26度→27度)、それに伴いトレールも増えています(82㎜→93㎜)、ここだけ捕らえると安定志向に振ったように見えますが、よりしっとりしたハンドリングになりハイスピードのコーナリングも乗りやすくなったのではないでしょうか・・・乗ってみないと分かりませんが?よい方向性だと思います。
シート高は若干高くなっています、跨ってみましたが違いが判りませんでした。
リヤシート下にはヘルメットホルダーと二段式の収納スペースを備え、上段にはETC車載器本体を、下段にはU字型ロックを収納することが可能です。(ETC車載器本体、U字型ロックの同時装着はできません)
メーターデザインも一新!旧態然としたアナログオンリーのメーターから、アナログ式のタコメーターをセンターに大きく配置し右下にホワイトLEDのバックライトを使った見やすいマルチファンクションLCDを装備。
燃料計、デュアルトリップメーター、時計、エコノミカルライディングインジケーターを表示するハイテク?装備となりました。
車両バリエーションは3タイプ、全5色のラインナップとなります。
Ninja 250 Special Edition
メーカー希望小売価格 553,000円 発売予定日2013年2月1日
(本体価格526,667円、消費税26,333円)
こちらはカワサキカラーとも言えるライムグリーン×エボニーのグラフィックモデル。
ZXシリーズと同じ流れのスタイリングにこのカラーはかっこ良いですね!