さて・・・だいぶん期間があきましたがPART 2でございます。
すでにF3はお客様のもとへ旅たちましたので店頭にはF3はございません。
奇跡的にMVアグスタジャパン様の計らいで第1便のF3が島根県に入荷しましたが、さすがに第2便は回ってきませんでした、第3便は11月末から12月頭に日本に入る予定ではありますが当店に回ってくるかは??です。
納車前に試運転で乗ってみました、少し乗っただけですがインプレッションは後ほど・・・・
左側のタンク下、フレームの部分にタンデムシートのキーロックシリンダーが有ります。
キーを差込みまわせばワイヤーで連結されたシートキャッチが開き、前ヒンジを中心にタンデムシートを開けることが出来ます。
タンデムシート裏には2つのサイズの六角キーレンチとヒューズを抜くときに便利なプラスティックの工具がセットされています、車載工具は以上で終了!驚く事にこれだけでも、かなりの部品が外せます。
まぁ使えない工具がガチャガチャ入っててもしょうがないですし結局車載工具ではどうにもならない事が多いですから、こんなんで十分かもしれませんね。
ヒューズボックスは車体右側タンク下、ちょうどクラッチユニットの上の黒いボックスです。
蓋を開ければ最近多いタイプのミニヒューズが並んでいます。
どれが何のヒューズかは普通裏蓋とかに書いてありますが、なんと番号が振ってあるだけ。
以下参照。
1. 15A 燃料ポンプ
2. 10A ラムダセンサー 上部インジェクター及び下側インジェクター
3. 10A スモール及びナンバー灯
4. 15A ヘッドライト
5. 15A スターター スピードセンサー メーター 転倒センサー
6. 15A ホーン ブレーキランプ
7. 10A 電動ファン
下の横並び3っがスペアーといった所です。
タンデムシート下は小物入れとなっています・・・本当に小物です。
フロントシートはタンデムシートのヒンジ下にあるクイックファスナーのネジをひねって外すようになりますがシートを外すには少しコツが要ります。
シート後ろ側は、これで開放、自由になります・・・が前側のつめが少し厄介です。
シート真下にあるアルミのステーがつめになっており、シート裏の穴へ前から後ろに向かって入るようになってます。
ちなみに、このアルミステーが付いている所も燃料タンクです。
ですのでシートを外すには前に押しながら上にあげる作業となります、これが結構やりにくいので勢い余ってタンクに突っ込まないように気をつけてください。
このステーは取付が長穴になっていますので、調整で甘くする事も出来ます。
最後の写真のMVのロゴが入ったゴムカバーの付いてる奴が前回説明したバッテリーチャージ用のカプラーです。
シート表皮はセリエオロとは違い、ザラっとした感じの思い出せませんがなんかの動物?っぽい感じの表皮です。(伝わらないですよね~サイかな?)
あまり見たことないタイプの皮ですがグリップも良くそれなりに特別感があってよろしいかと。
サスペンションはフロントがマルゾッキのØ43mm倒立フォークで右側がリバウンド(伸側)ダンパーを担当、左側がコンプレッション(圧側)ダンパーを担当する最近多いタイプのフォークです。
プリロード調整とダンピングの伸圧調整が、全て上側で出来て便利っちゃ便利です、左右のフォークで違う仕事をしてるってのがいまだにどんなもんかなって思いますが、性能上も特に問題無いみたいですのでコストダウンには有効なので、このタイプが増えてきてるんだと思います。
リヤはザックス製のビギーバック無段階プリロードと、上がコンプレッション、下がリバウンドのダンパーアジャスターが付いたタイプです。
それでは簡単に試乗インプレッション。
まずは和歌山さんからも、また雑誌等でも中低速のトルク感が若干細いと聞いていましたが全然OK!
充分トルクあります、そりゃデイトナ675に比べれば若干細いかもと思いますが出力特性の狙いどころが違いますから、それでも下手すると国産600のSSより有りますよ。
乗ってまず感じるのは車体の軽さNSR250やTZR250の感覚、ヒラヒラですリッターバイクになれた人は最初はかえって気を使うかも。
コンパクトなポジションで前傾もあまりきつくないので楽ちんかなと思ってましたが、走り出すと意外に戦闘的なポジションだと気づきました、やはり長距離向きではないです。
エンジン音はわりと賑やかです、アクセル開けた時の音はその気にさせます。
車体が軽いせいもあるでしょうがブレーキは絶品です、コントロールしやすく文句なし。
と・・・こんなとこでしょうか?10分くらいしか乗ってないので何ともですが、何かの参考になれば(ならないね)。