受注生産のマフラー待ちも有り、納期1ヶ月オーバーでしたが、やっと完成しました・・・・・。
今回は足回り中心のカスタムです。
カタナのカスタムは、やり慣れてるせいも有り足回りのセットもほぼ一発で決まりました。
ほとんど他車純正パーツ流用の価格を抑えたカスタムです。
基本的な材料は当店でストックしていたGSX-1100R('89)のサスペンション回りと、これまたストックしていたZXR系の前後ホイール、ブレンボのブレーキ回り、主要パーツは当店中古ストック品でリーズナブルに固めました。
上が計測データー(ディメンション)です。
スタンダードのデーターとカスタム後のデーターです。
スタンダードのデーターは・・・・・・ちょっとスポーティーなアメリカンですね ^_^;
パーツ的にはステアリングステムとフォーク回りがGSX-Rの物に変わった事によりステムのオフセットが、47㎜から36㎜に変わりました、欲を言えばステムのオフセットが34~35㎜位であればトレール寸法の限界が上げれますので、もうちょっとスイングアームのたれ角が付けれます・・・・10度は欲しいな~。
フロントホイールが19インチから17インチになりタイヤサイズが120/70ZR17のパイロットパワー、リヤはホイール系は17インチのままですがタイヤサイズが170/60ZR17のパイロットパワー変わりました。
個人的には前後18インチのダイマグあたりが外観上は好きですがタイヤの選択肢が・・・・・。
スイングアームもGSX-R用、もともとシングルショックが付くので少し全長が長いです・・・が姿勢がかなり前下がりになるのとステムオフセットの関係でホイールベースは25㎜位短くなっています。
主だったディメンションデーターは・・・
- キャスター: 29.1度 ⇒ 24.9度
- トレール: 129.3㎜ ⇒ 100.7㎜
- ホイールベース:1525㎜ ⇒ 1501.5㎜
- スイングアーム対地スロープ: 9.3度 ⇒ 9.7度
- スイングアームピボット高: 406.5㎜ ⇒ 404.2㎜
乗ってみるとカタナのイメージが変わります、ヒラヒラです。
続いてフロント回りから
フロントフォークはインナーチューブのチタンコートとスプリングレートの変更、ダンパーチューニング、アウターチューブのパウダー塗装と言ったところ。
ホイールカラーはブラックアルマイトのカット.ダウン.フリクション仕様です。
キャリパーサポートは市販品を若干加工、ブレーキホースは前後ともフレントゥーボ。
ホイールも前後パウダーコートしました。
ブレーキマスターはブレンボのラジアル、トップブリッジはついでにパウダーコートしたGSX1100RのSTD。
ハンドルは価格の割りに良い感じのギルズツーリング、バーエンドはアグラス製にオリジナルのバーエンドアダプターをはさんで使用。
スイングアーム及びマフラー変更に伴いノーマルのステップは使えなくなるので、車種不明の(たぶんハヤブサ)中古のOVER製バックステップ取付。
ついでにリヤのブレーキマスターも店になげてあったヤマハ系ブレンボに変更、ちょっとストローク多くなって・・・・(ーー;)
切り取ったステップ回りのフレーム廃材を使ってフレーム補強。
シフトロッドは長さを合わせてアルミ六角材から削り出し。
この太さ、この長さの六角材はうちの旋盤では、芯押し台使っても結構ぶれて削りにくい(旋盤のせいじゃない?)ちょっとずつ削るので結構時間る。
なもんで丸く削るのはセンター付近の少しだけ ^_^;
GSX-R用のスイングアームに二本サス用のマウントを溶接してパウダーコートしています。
リヤアクスルが入る長穴を前よりに削る加工をしようと思ってましたが忘れたままパウダーかけてしまいました^_^;
スイングアーム長を短くする為、なるべくアクスルの位置を前に持って行ってます。
キャリパーサポートとトルクロッドはワンオフ削り出しにブラックアルマイトです。
このキャリパーサポートのデザインは少し重く見えますので肉抜きは削りでは無く完全に抜いた方が良かったかな?
と少し反省点もありながら・・・・・とりあえず完成!